猿田彦と庚申信仰(前篇)

自転車であちこち走り回っていると、山には山の神様がいるし、
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(高森の上色見熊野座神社)
海には海の神様がいるし、
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(宇城市の永尾神社)
湧水にも、
中無田熊野座神社の銘水.jpg
(秋津川沿い、中無田熊野座神社の銘水)
湖にも、
上無田水神.jpg
(江津湖畔)
田圃にも、
田の神さあ.jpg
(産山村の扇田)
大きな樹にも、
宇城市打越の天神樟.jpg
(宇城市打越の天神樟)
見事な岩にも神様がいらっしゃる。
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(馬見原の夫婦岩)


日本には八百万の神様がおられるらしいけど、古事記によれば、神様にも身分の高い「天津神」と呼ばれる神々と、若干身分の低そうな「国津神」と呼ばれる神々がおられる、とのこと。
天津神と国津神.jpg


その「国津神」の中で、比較的有名なのが、猿田彦。
猿田比古.JPG


古事記では「猿田毘古」と綴るその神様は、「天津神」の天孫降臨の際に、
天照大御神.jpg
天照大御神に遣わされた邇邇芸命(ににぎのみこと)を道案内した国津神で、それ故、「みちびきの神、みちひらきの神」として祀られ、様々な人や物事を幸福へと導く神様として崇められている。
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(西区松尾町の若宮神社)


熊本の多くの神社でも猿田彦が祀られているが、
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(熊本城稲荷神社)
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(春日神社)
その最たるものは山鹿市の大宮神社で、本殿の裏には40余りの猿田彦が所狭しと祀られており、
DSC00414.jpg
その数は九州一と言われる。
DSC00413.jpg


また、神社以外では道祖神として、集落や道行く人々の安全を守ってきた。
西寒野の六地蔵と猿田彦.jpg
(甲佐町西寒野では六地蔵塔と一緒に)

DSC02372.jpg
(金峰山の面木の路傍)

DSC02350.jpg
(東区長嶺西の路傍)


さらに、猿田彦は中世以降、庚申信仰との関わりを深めて行く・・・(後篇へ続く)。

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この記事へのコメント

1008
2020年04月26日 22:55
山鹿の大宮神社、猿田彦でしたか。
何だか多いな~と、うっすら記憶にあったのですが、
何かまでは見ていませんでした。
昔から、全ての物に神様がいると聞かされていましたが、
これって日本ならではでしょうね。
のぶ
2020年04月27日 11:49
1008さん、こんにちは。
山鹿の大宮神社の猿田彦石碑群は大小、いろんなものが並んでいてビックリしますね。その他、自転車でウロウロしてると多くの猿田彦大神が建っていますが、いったい何をしているんだろう?と思っていました。
調べてみると色々分かってきましたので2回に分けてご紹介したいと思っています。
D.nishi
2020年04月28日 13:10
猿田彦は本当にどこにでもありますよね
一時期収集していましたが多すぎて把握できなくなって諦めました^^;
庚申信仰は気になってwikiを見たことあるんですがピンと来ずによく分からないままになっていましたので後編も楽しみにしています
のぶ
2020年04月28日 18:47
D.nishiさん、こんにちは。
実は、自転車に乗るようになるまで、猿田彦の石碑があんなにあるとは知りませんでした。さらには庚申信仰のことも、色んな史跡で書いてあるのでやっとこの齢で知るようになりました。あんまりサイクリングができない日が続いていますので、余暇を利用して以前撮った画像をひっぱりだしたり、ネットで勉強したりしているところです。
ヘイスティングス
2020年04月28日 20:35
のぶさん、こんばんは。

あらためて、日本にはいろんな神様がいらっしゃいますね。画像を見ていて、宇城の永尾神社と、馬見原の夫婦岩に行きたくなりました。馬見原のほうは、夫婦岩もさることながら、掛かっている馬見原橋もユニーク(ググってみて、その全貌に驚きました)!あんな橋、初めて見ました。

さて。
うちの近所にも猿田彦神社があります。
毎年の初庚申には、縁起物の素焼の猿面を求めて参詣客がごった返し、福岡の冬の風物詩です。その面を魔除けとして玄関先に飾るお宅が多いのですが、熊本にも同じ風習があるのでしょうか??猿面そのものも、庚申信仰のポピュラーなアイテムなのかな?
のぶ
2020年04月29日 10:22
ヘイスティングさん、こんにちは。
馬見原橋は変形二重構造になっていて下の歩行者用の通路は中央に穴が開いており、川面を覗き込むことができるようになっています。ただ、川岸部の上り下りが急で、お年寄りには危険です。
おっ!そちらではそんな祭があるんですか。お猿の面は熊本には無さそうです。ただ、お猿の像を祀ってある神社はいくつかありますね。