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zoom RSS いい空気吸ってペダルを漕ぎたい

<<   作成日時 : 2015/12/10 16:10   >>

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年間合計で5000qほどにもなる自転車通勤では主に、東バイパス、北バイパスを走っているが、特に北バイパスには広い歩道があるので、快適に走ることができる。
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しかしながら、車道に眼を向けると沢山の車が走っており、
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大型トラックの姿も多く、
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排気ガスが気になるところ。

それ故、フォルクスワーゲン社のディーゼルエンジン車での排ガス不正問題には関心があった。
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恥ずかしながら、ディーゼルエンジンについてほとんど知らなかったので勉強してみた。

ディーゼルエンジンはドイツの技術者「ルドルフ・ディーゼル」が発明した内燃機関であり1893年に特許を取得した。
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それに先立つ1886年に同じドイツ人のカール・ベンツが特許を取得したガソリンエンジンとの大きな違いとしては、「プラグ」(点火装置)が無いということ。
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圧縮して高温になった空気(600℃以上)にディーゼル燃料(軽油や重油)を吹き込んだ時に起きる「自己着火」をもとにした爆発でピストンを押し出す方式だからである。
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長所としては、燃費(燃焼効率)が良い、二酸化炭素の排出量が少ない、低速トルクがある、耐久性・信頼性に優れているなどが挙げられる。

一方短所としては、騒音・振動がある、黒煙や粒状物質(PM)やNOx(窒素酸化物)が発生しやすい、エンジン自体の大きさ、生産コストが増えるなど。

自動車の排気ガスには環境や人体に悪い影響をおよぼす様々な物質が入っているが、特にディーゼルエンジン車の排気ガスにはPM、NOxが多く含まれる。
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ところで、どうしてディーゼルエンジンではPMが発生するのだろう?

ディーゼルエンジンは「自己着火」を利用している構造上、酸素の供給が不十分な箇所ができるため均一な燃焼になりにくく、不完全燃焼となりやすい。
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そのため燃料中の有機物が炭素粒子となる。

さらにはその炭素粒子の周囲に比較的沸点の高い有機物や硫酸塩などが吸着しているものと考えられている。
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ひと昔前まで、バスの黒煙に閉口したり、
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歩行者や自転車の人に嫌がらせをするトラックの運チャンを見かけたりしたが、
最近の大型車両の排気ガスも目立たなくなってきた。

自動車排出ガス規制、とくにPMについて規制が始まったのは平成15年からである。

これには石原慎太郎がひと役担っている。

石原はディーゼル車規制を公約のひとつにして東京都知事に当選した。

国の自動車排出ガス規制での対応では不足となっていた東京都の自動車排ガス公害の深刻さに対応するため、ディーゼル車への粒子状物質排出規制を首都圏の他の自治体と共同して行い、平成12年には、都民の健康と安全を確保する環境に関する条例を制定し、粒子状物質排出基準を超えるディーゼル車の、新車登録7年経過後の走行を禁止した。

石原はディーゼル車の数は全ての自動車の中の2割に過ぎないが、全ての自動車から排出される窒素酸化物の約7割と浮遊粒子物質(SPM)のほとんどを排出していることを示し、
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東京でディーゼル自動車の排気に含まれ排出される粉塵の量が、1日に500ccのペットボトル12万本分にも達するとして、会見等でペットボトル入りの煤を撒いて見せた。
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石原の言動はディーゼル車のみを犯人扱いするものだとの批判もあったが、国をも動かし現在では日本の排ガス規制は、世界でも最も厳しい基準値のひとつとなっているとのこと。

なるほど交通量の多い道沿いを自転車通勤しても、多少なりとも安心なのは石原さんのお蔭な訳ね。

強引でアクの強い人だけど、こんな人でないと国を動かすような変化はおこせんのだろうなと思った次第。

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コメント(10件)

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今日は雨、どんなテーマかと思ってました。
排ガスでしたか。
ディーゼルは疎いですが排ガス関連はちとかじってます。
ワーゲンの不正は”ビックリポンやー”
でした。
みきたか
2015/12/10 18:44
ディーゼルはどうしても昔のイメージがあるので、
あまり乗ろうとは思いませんね。
現在のエンジンを知らないだけですけど(^^;)
何しろ、フケなくて面白く無いし、良いのは軽油が安い(昔は)くらい
だったかと。
でも、最近のディーゼルは煙と匂いがかなり改善されているので、登りなどでは特に助かります。
1008
2015/12/10 21:22
みきたかさん、こんにちは!
だんだん雨の日のネタ切れになってきました。
ワーゲンの不正はほんと、びっくりしました。うちの近くにも該当するワーゲンに乗っておられる方が数名おられ、お気の毒です。いやあ気の毒なのは近くに住んでいるわれわれかもしれませんが・・・。
のぶ
2015/12/10 23:13
1008さん、こんにちは!
十数年前の一時期、ディーゼル車のRVに乗っていたことがあります。黒煙ばっかり出て、ちっともスピードが出ませんでした。お蔭でレーダーを付けてなくても一度もスピード違反にひっかかることがありませんでした(笑)。今になって思うと環境に良くないことをしていました。今、自転車通勤しているのはその当時の罪滅ぼしですな。
のぶ
2015/12/10 23:16
ガソリン車とディーゼル車も一長一短ですからね。
環境問題については仰る通りですが、事故時等の車両火災についてはガソリンエンジンの方が圧倒的に危険です。
石油資源上も、ガソリンより経由の方がたくさん抽出出来るので、資源戦略上からも欧州ではディーゼル志向になって来ていました。
今は昔より小型のデーゼルに100%ターボを装着しているので、走行性能は昔のデーゼル車とは段違いに良くなってはいて、ガソリン車に引けを取りません。
バスやトラック等で黒煙を出しているのは整備上の問題や、使用燃料(正規の軽油ではなく、灯油など他の燃料を混入して軽油税を脱税。燃焼促進剤が入っていないので不完全燃焼を起こしやすい)の問題もあります。
が、ガソリン、ディーゼル両方とも、環境問題は完全には解決できないので、将来的にはFCEVやEVに移行するしかないのでしょうね。
宮星
2015/12/10 23:29
なるほど〜! だからディーゼルエンジンは黒煙が多いんですね。凄く分かり易いレクチャーです。
数十年前に、自転車大国の某隣国が発展すると地球環境が激変するので発展しないほうがいいという本があったのを思い出しました。
おっしゃるとおり、賛否両論ありましたが、石原さんの牽引力は凄かったですね。
フォルクスワーゲン社には驚きました。 また、某○血研には唖然としました。
アンカー星人
2015/12/10 23:38
宮星さん、こんにちは!
おおっ!この問題について随分お詳しそうですね。なるほど、色々と奥が深い問題なんですね。
そう言えば、石原慎太郎に関するHPで、不正軽油の撲滅を行った件で、「不正軽油での脱税問題に着手」と書いてあったのですが、そう言うことだったんですね。勉強になりました。
エネルギー問題はいろんな難しい側面がありますが、環境により害を及ぼさない技術が発展してくれたらと願います。
のぶ
2015/12/11 08:09
アンカー星人さん、こんにちは! 石原元都知事は環境庁長官をしていた時からこの問題の事が頭にあったようです。個人的にはあまり好きな人ではありませんが、あの力量は認めざるを得ませんね。 某○血研は、現在の細川刑部邸のところにあった頃・・・今から60年ほど前のことですが、わたしの母が勤めており、その時バイトで来ていた父と知り合って結婚して姉とわたしが生まれました。親戚や知り合いも勤務していて、悪くは書けないのですが、それだけに今回の一件はわたしにとっても大変残念です。これをきっかけに再生して欲しいと願っています。
のぶ
2015/12/11 08:25
のぶさんお疲れ様です!木曜日は雨でしたね(^_^;)そういえば昔バスやトラックの黒煙は凄かったですね>_<思い出しました 私も綺麗な空気を吸いたくて自転車ではついつい山ばかりになりますからみんな気持ちは同じですね(^^) それにしても凄い詳しく載せてあってビックリしてます(笑)勉強になりました!
通勤だけで5000キロですか(^_^;
お好み焼きSD
2015/12/12 09:40
お好み焼きSDさん、こんにちは!
ちょっと前まで、某○交バスは黒煙がよく出ていて閉口しました。休日のサイクリングは交通量の少ない道を行くことが多いのですが、毎日の通勤(5000qというのは大まかな距離です、はい)は交通量が多い幹線道路の歩道がほとんどですので、ちょっと心配になります。それなのに、排ガスの事をあまり知らなかったので、少しだけ勉強してみました。
のぶ
2015/12/12 17:00

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