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zoom RSS 一年振りの五家荘

<<   作成日時 : 2015/03/21 21:15   >>

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朝早めに起きて準備して、午前7時頃にロングライド用のカーボンロードバイクで出発。

一年振りに五家荘を目指して、めど町橋から緑川沿いを甲佐に向かって走る。
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五家荘に到達するための峠はどれも長くて険しい上り坂が待っている。

それ故、五家荘を目指すには、いつも、ある程度の目的と覚悟が必要。

今回、その動機付けのきっかけは、今年の1月。高校の同窓会の新年会の時だった。
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大学で国文学を専攻し、国語の教師として働く傍ら、いつの間にか、熊本における漱石の研究の第一人者となっている同級生М女史と話をしていた時のこと。

わたしが、自転車で五家荘へ何度か行ったことを話していたところ、М女史のお祖父さんが泉村で、かつて石工をしていて、五家荘にある石造物の多くを手がけている話を聞いた。それからしばらくして、М女史から2つの文章をコピーしたものが送られてきた。

読んでみると、五家荘の久連子(くれこ)集落に建てられた、兵士の像の事が書いてあった。

ひとつは阿部知二という小説家・翻訳家の「山里」という紀行文で、1941年、久連子に宿を求めた際、日中戦争での戦死者の碑の除幕式に出席したところ、その兵士の像に出会ったことが書いてあった。
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もうひとつは、М女史が、その阿部知二の紀行文を読んだことをきっかけに、亡くなられたお祖父さんの住まいがあった泉村の栗木や、久連子の兵士の像を訪ねたことを書いた、しみじみと心に残るエッセイであった。
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と言う訳で、今回の目的は、その兵士の像に会うことだ。

そんなこんなしている間に甲佐の入口のセブンイレブンで栄養補給し、さらに、お握り数個を購入して国道443号線を上り、ふれあいセンターいずみをパスして少し下って県道52号線へ左折。
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道なりに進んで栗木の昨年閉校した泉第二小学校へ。
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ここの校庭にある二宮尊徳像もM女史のお祖父さんの作らしい。
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そこから県道247号線へ進み、子別峠(こべっとう)へ。
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峠から10mほど端海野方面へ進んだところにあるこの石碑もお祖父さんの作ということ。
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県道247号線を下って五家荘へ。
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国道445号線に突き当たって左折。
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すると前回は工事中だった「五家荘トンネル」が開通していた。
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トンネルを抜けて県道247号線へ右折。
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4qほど坂を上って
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ようやく久連子古代の里に到着。
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ここは久連子の地域文化を伝える施設だが、ほとんどの箇所は開店休業の状態。久連子鶏の飼育場を観て、
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日向ぼっこのおばちゃんに「兵士の像」への道を教えてもらう。

そこから数百m離れた斜面の集落のお堂の横にその四人の兵士の像がひっそりと建っている。
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どの像も墓を他に移す時に魂を抜いたそうだけど、まだ魂が残っているような表情をしている。
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除幕式の時、地区の方が「よう似とんなさる」と言いながら石像を見ながら涙を流す姿を想像してみた。

日中戦争で命を落とした4人の若者の像に手を合わせて久連子を後にする。
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県道247号線を戻り、国道445号線に突き当たって右折。二本杉峠を目指してひたすら上る。
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食事にありつけると思っていた「久連子古代の里」では食事処もやっておらず、お握りも食ってしまい、持参の飴玉で凌いで梅の木轟公園の茶屋まで頑張って上ってきたら、なんと「休み」。
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軽いハンガーノックに陥りながらもやっとの思いで二本杉峠の茶屋へ。
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地鶏うどんとお握りで生き返る。
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付け合わせの、ふきのとうの天ぷらが最高だった。

峠からの急で長い坂を下り、
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砥用商店街を抜けて裏道を走って「森のパン屋」のところから国道218号線に入る。

小筵の交差点から国道443号線へ右折し、甲佐の街中のセブンイレブンで休憩。その後は、朝来た道を帰った。
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本日の走行距離:142.6q

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コメント(20件)

内 容 ニックネーム/日時
今日のロングライドは五家荘でしたか。
四人の兵士の像はどれも凛々しいですね。
今年は五家荘集合サイクリングに参加しようかと思ってます。
みきたか
2015/03/21 22:29
久しぶりの五木方面、かなり走られましたね。
梅の木轟公園の店、最近は開いているところを見ないですね。
紅葉の時期くらいしか開けないんですかね。
4人の像、苔が生えたりと表情も少し寂しそうで、
もう悲しい戦争はしないで欲しいと訴えているように見えますね。
5月の五家の荘集合サイクリング、家内と参加予定です。
今回のコースも興味ありますが、まあ無理ですね。
到底たどり着けません。
1008
2015/03/21 23:18
非常に感慨深い内容でした。 どの石造も立派にできていて、今も尚しっかり残っていますね。
それから、険しいルートを142.6qですか?! ・・・恐れ入ります。
アンカー星人
2015/03/21 23:30
自宅から自走、さすがです。
五家荘への用事は、この事だったのですね。
タダ飯目的の私とは大違いですね。

四人の兵士の表情が笑っているような、泣いているような、他にも色んな感情が伝わってきます。
ちよ
2015/03/21 23:47
本当に見に行ってくださったのですね!多謝!
戦後70年ーかろうじて老人会の方々によって
兵士像のまわりは清掃されていますが、
そのうちに石像の存在すら忘れ去られていくのでしょうね。
この像の息子さんー軽トラで会いに来てくださいましたが、
今もお元気でしょうか?
走行距離142.6q!お疲れ様でした!

2015/03/22 07:33
みきたかさん、こんにちは!
五家荘は結構行きましたが、五家荘集合サイクリングの集合場所の「五家荘自然塾」ってまだ行った事がないので、いつか行ってみなくては!と思っています。
今日の山鹿のお花見サイクリング、色んな種類の桜が見れていいですね。レポを楽しみにしています。
のぶ
2015/03/22 09:25
1008さん、こんにちは!
兵士の像は、想像していたよりずっとリアルで、背筋が伸びる心地がしました。
おっ!奥さんも五家荘集合サイクリングにご参加ですか?奥さんとだったら、二本杉峠越えより笹越峠の方がよさそうですね。
熊本港の橋の坂を上れなかった人が五家荘へ行くのですから、こちらも感慨深いです。
そうそう、二本杉峠から下る時、1008さんが先日行った林道の入口が見えました。入り口だけから見ると走りやすそうに見えますけどね。
のぶ
2015/03/22 09:33
アンカー星人さん、こんにちは!
わたしも非常に感慨深かったです。兵士の像はもちろんですが、久連子も限界集落で、あと何十年かすると住む人がいなくなるのではないかという気がしました。
国道445号線以外はどの道も狭くて険しくて、落石が多かったです。自然が厳しいです。
のぶ
2015/03/22 09:40
ちよさん、こんにちは!
今のわたしの脚力では今回のコースがほぼ限界ですね。それ以上は翌日の勤務に影響が出そうです。
タダ飯目的だろうが秘話見聞目的だろうが、なにか確たる動機がないと、五家荘への峠は上る気がしませんね。峠から先へ行くと上り返しもまたきついですからね。
兵士の像のひとりひとりの顔を見ていたら、こみあげてくるものがあったので、失礼ながら顔のアップの写真を撮ってブログアップさせてもらいました。
のぶ
2015/03/22 09:47
Mさん、こんにちは!
実を言うと、コピーが送られてくるまで、「へいしの像」というのは「平氏の像」だと思っていたのですよ。だって「平家伝説」の五家荘ですから。そしたら、全くの誤解で、しかも非常に感慨深い話だったので行く気になりました。
あんな山奥の集落が歴史の渦に巻き込まれ、4人の若い命が失われてしまうのを見ると、文明とは何か?国家とは何か?というような事を問いかけてくるようです。
兵士の像は帽子のツバのお蔭か顔はあまり苔が生えずに綺麗に残っていました。滑らかに細かく仕上げてあって、びっくりしました。あのまま集落と共に自然の中に帰って行くのはそれはそれで仕方ない気もしますが、お祖父さんの遺作を見れなくなるのはMさんにとっては心残りかと・・・。
いずれにせよ、ひょんなことからとは言いながら、このような機会を提供していただき、こちらこそ感謝しています。
ありがとうございました。
のぶ
2015/03/22 10:01
うむ、あの日、シシ汁を目指してたけれど結局梅の木茶屋でメシ食ったんだったっけ…昨年は甲府行きで参加出来ず…今年はリベンジしてみよっかなぁ・・・(^^)
Benbow
2015/03/22 20:15
Benbowさん、こんにちは!
2年前の五家荘集合サイクリングの時とほぼ同じようなコースでした。あの時、子別峠から下って、国道455号線に突き当たって左折してしばらくした分かれ道に差し掛かった時、「右に行けば久連子」とBenbowさんが言ったのを覚えています。
まさかあの久連子に行くことになるとは思っていませんでした。
やっぱり五家荘は途方もなく奥が深いです。
のぶ
2015/03/22 21:42
のぶさん
かなりハードコースですね。流石!
子別峠、淋しそうな名前なので行かないようにしてました。
意外と明るい道ですね。
同窓会の写真の皆さん同級生ですよね?
さすがのぶさん若く見えます。
INA
2015/03/23 00:01
INA隊長、こんにちは!
「地蔵峠倶楽部」は強そうな感じがしますが、「子別峠倶楽部」だと確かに淋しそうで、しかも児童相談所に目をつけられそうな気がしますね。峠道の最初と最後は視界が開けてますが、中間のほとんどは杉木立の中です。でも、せせらぎの音が聞えますので気分はいいです。
同窓会の写真は自分が良く写っているのを厳選したんです。はは。
のぶ
2015/03/23 08:02
大変お疲れ様でしたm(_ _)m
五家荘は去年五木村にレースの試走に自走で行った時通りましたが、その時はセンダン轟の滝の方へ登って行きました。
まだ雪が路面に残っていてワクワクしながら下ったのを覚えています(^◇^;)
でもあの時はキツかった囧rz
もう二度とやらないと思います(^◇^;)
しかも私はまだ二本杉行ったことありません(^◇^;)
今だに避けてます(^◇^;)
のぶさんと走ると新たな発見が出来そうですが…恐ろしやぁ〜💦って思いました(つД`)ノ💦
花mama
2015/03/23 22:03
花mamaさん、こんにちは!
おっ!栴檀轟の方へ上ったということは笹越峠越えでしょうか。あそこも上りは斜度はそれ程でないにしても、だらだらと延々と続いて、やっぱり疲れますね。どの峠道も厳しいです。でもやっぱり二本杉が一番きついような気がします。
わたしも一度だけ上って、その後は避けてきましたが、今度、五家荘へ行くときは二本杉峠越えかな?って思っています。
のぶ
2015/03/23 22:21
先日お話を聞かせて頂いていた通り久連子の兵士に無事会えたのですね、感慨深いです。私も会いに行ってみようと思います。記事を読ませて頂いてある人物を思い出しました。

天草の卒業生で同じ自転車乗りなのですが、先祖代々石工の家系で、自身も数年市内でカメラマンとして勤務したあと親の後を継ぎはやり石工職人となった友人がいます。

彼の実家周辺の石で出来た物は墓石だけに留まらず鳥居、お地蔵様、灯篭、家の基礎、ありとあらゆる石で出来た物はほぼ全て祖父の作った物だということでした。ツアーが組めるほど数が多くとても一日で全て見ることは出来ませんでした。

彼はお爺さん譲りの豊かな感性で本当に良い物を作ります。あまりに面白そうなので無理にお願いして一日だけ石工体験させて頂きました。
http://www1.bbiq.jp/~first/mo741.jpg

現在は土を入れてサボテンのプランターになっています。
石を削って物を作るって結構面白かったです。良い経験させて頂きました。
ハヂメ
2015/03/24 10:30
ハヂメさん、こんにちは!
予定していた金峰山経由玉名へのサイクリングが中止になったので、急遽、決行しました。予想していたよりずっと感動的な兵士の像でした。

石像の物は寿命も長いですし、経年変化も味のあるものになるので仕事としては魅力的ですね。

兵士の像も、苔むして、迫力のようなものもでてました。

腕のせいかもしれませんが、コンパクトのデジカメでは、そのインパクトが十分伝わらない感じです。ハヂメさんのカメラと感性と腕があれば、感動的な写真が撮れると思います。今度の鹿児島へのロングライドの時に寄ってみられては?
のぶ
2015/03/24 19:05
はじめまして。
先日五家荘集合サイクリングの帰りに子別峠の道標を見て、この記事を思い出しました。地元八代ながらまだまだ知らない所だらけです。
奥が深い五家荘や五木村。
自転車で巡ってみたいと思います。
せい
2015/05/26 12:44
せいさん、こんにちは!
はじめまして。コメント、ありがとうございます。
五家荘といえば、今は八代市ですね。五家荘の中で樅木へは、まだ行ったことがないので、その内に行ってみたいです。
五家荘の自然を満喫するには自転車で巡るのがいいですね。熊本市からだとハードルが高いですが、元気なうちは五家荘巡りを続けたいです。
のぶ
2015/05/26 22:08

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