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zoom RSS ホッジポッジ花岡山

<<   作成日時 : 2014/09/23 16:35   >>

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今日は当初、三の岳方面へ走りに行くつもりだったけど、朝飯食いながらつけたテレビで、ショーン・ペン主演の「アイアム・サム」をやっていて、ついつい観てしまい、泣いてしまい、自分の子どもを愛情をもって育てたか、自信がなくなってしまい、目的地を近場に変更。

白川左岸の道を走り、泰平橋のところから見る花岡山。
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花岡山と言えば仏舎利塔、くらいしか知らなかったけど、何度か自転車で行くうちに、色んなものがごちゃごちゃ詰まっていることに気づいたので、こんな日に廻ってみる。

ちなみに、本日のタイトルの「ホッジポッジ」とは米国英語の"hodgepodge"で、「異質な物のごた混ぜ」の意。


泰平橋を渡り左折すると祇園橋がある。
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「祇園」という名がついているのには訳がある。

平安時代に、水前寺にあった「国府」が二本木地区に移転され、この辺りは九州第一の行政の中心地として栄えた。

近くにある北岡神社。
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かつては花岡山の山頂にあり、「祇園宮」と呼ばれており、花岡山もかつては「祇園山」と呼ばれていた。
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国府の長たる国司の中には、三十六歌仙のひとりで、清少納言の父としても名高い清原元輔もいて、北岡神社の北に位置する狭い路地を入った小さい神社に祀られている。
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花岡山が現在の呼び方になったのは1869年(明治2年)からで、桜を植樹したのがきっかけらしい。

さて、その花岡山への上り口には、やはり、京都に因んだと思われる二つのお寺。
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坂道を上ってゆくと、豪邸が散在する宅地や墓地とともにラブホテルもあちこちに。
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中腹あたりの東側には明治維新の動乱期に殉じた肥後藩士を祀るために作られた「花岡山招魂社」。
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その後ろには「神風連」の際に殉職した官軍の兵士の墓。
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横には同じく殉職した安岡県令や種田司令官の墓があるけど、草ぼうぼうの状態。
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さらにその奥には、後に陸軍大将となる乃木希典が熊本に赴任時代に亡くなった娘さんの墓。
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官軍墓地の南側には江戸初期にキリシタンとして弾圧を受けた加賀山マリアの殉教の碑。
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また官軍墓地の北には西南の役当時、熊本城の砲撃のため薩軍が大砲を置いた「砲座の跡」。
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また、この官軍墓地の入り口の鳥居の下には「阿蘇殿松の跡」の碑。
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阿蘇神社宮司の先祖・阿蘇惟光が阿蘇家に恨みをもつものの策略で、秀吉から切腹を命じられ、この地で故郷阿蘇を恋いながら自刃した。当時まだ十二歳であった惟光を哀しみ一本の松が植えられたと言う。

ここから上ってゆくと、さらにラブホテルを過ぎて、
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やっと山道らしくなる。
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左手には、飲めばオッパイの出がよくなるという水場。
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その先のヘアピンカーブを過ぎるとやがて頂上。
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駐車場の左手にあるお寺は日本山妙法寺で、阿蘇市一の宮坂梨出身の藤井日達上人が建立したもの。仏舎利塔も昭和29年に彼が建立したもの。
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この日も数名の信者が太鼓を叩き世界の平和を祈りながら上人の銅像と仏舎利塔の周囲を巡回していた。
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また、頂上には加藤清正の熊本城築城に際して石垣に使う石をこの山から切り出すに際して、合図の鐘をつるした松の跡、
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いつも腰かけていた岩、
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兜を抜いて置いていた岩
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などの標柱が目につく。

また駐車場の南側には「熊本バンド」の記念地。
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明治9年1月30日の早暁、熊本洋学校の生徒三十五人がキリスト教をもって日本を救おうと祈祷会を開き日本におけるプロテスタント派の源流となった地。

その隣には唐突に「フィリピン戦没者慰霊碑」。
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この頂上からは東側の眺望がよい。
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さて頂上の西側には行ったことがないけど、「八枚石」というのがあるらしいので、行ってみる。

行ってみると大きな赤い鳥居がある。
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そう言えば、谷尾崎地区から花岡山をみると山頂には仏舎利塔ではなく、この赤い鳥居が見える。清藤稲荷の鳥居で戸坂稲荷大鳥居と呼ばれているらしい。この鳥居のすぐ西側に「八枚石」と呼ばれる絶壁がある。
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八枚の石が重なっているように見えるらしいがよく解らない。
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階段を下りる途中にはお稲荷さんの御社。
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蚊がブンブン寄って来て、デング熱にでも感染すると大変なので退散。

坂を降りて、途中から横手方面へ降りる。
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こちらもラブホ街を抜け、途中、平坦になった所に加藤清正因縁の、怪力・横手五郎の屋敷跡。
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さらに坂を下ると右側が北岡自然公園。
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なんでもありの花岡山を後にして、再び泰平橋を渡り、来た道を帰る。

途中、インド食堂でいつものノンベジタリアンカレーセット。
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本日の走行距離:23.4km

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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
サイクリングとは直接関係ないけど。
「アイアム・サム」は見てないです、ググってあらすじを読むと今度是非見たい!
のぶさんは涙もろいようで。
私もかなり涙もろいですが見られるがの恥ずかしく見せないので
かみさんには「血も涙も無い」と言われています。
(ささやかに人のblogで自己弁護)
以前より「ラブホは何故高速インター近くに多いのか?」と疑問に思っていて
今回のblogをきっかけに「ラブホテル 高速道路インター」ググってみました。
なるほどの解答でした。
スミマセン、サイクリングとは関係無いコメントで。
みきたか
2014/09/23 19:00
すごいですね花岡山!見どころ満載のようで。
今度行ってみなければ。あ、ラブホテルではないですよ。
ペプシン
2014/09/23 19:15
こんばんは。
今日、南熊本に用があり昼頃インド食堂の前を通った時に見たTCXはやはりのぶさんだったのですね!

市内に住んで2年半ですが、未だに花岡山には行ってません。ここまで詰まってるとは驚きでした。
なべ
2014/09/23 19:31
このワード(何故かコメント制限に)が連呼できるブログはのぶさんのところくらいだろうなぁと感心しました。
今日は立田山に行ったのですが、激坂が多く今度行ってみようと立田山コースを検索してみたらのぶさんの記事が!近々散策してみようと思います。
ST−
2014/09/23 20:20
こんばんは!
花岡山の上りの途中に、確か“摩天楼”という夜景の綺麗に見えるお店もあったりして、ロマンティックなところというイメージがありましたが、この記事を読ませてもらって、いろんなものがあるんだな〜と、初めて知りました。
アイアイム・サム 忘れてました〜。(涙)
アンカー星人
2014/09/23 21:00
みきたかさん、こんにちは!
わたしも早速、「高速道路インター ラブホテル」でググって、お勉強しました。なるほど、花岡山にラブホテルが多いのは山間部で条例が適応できないからでしょうね、多分。夜景で、ウットリなったカップルを狙って建てたとばかり思ってました。
「アイアム・サム」は良かったですよ。4回くらい泣いてしまいました。
のぶ
2014/09/23 21:30
ペプシンさん、こんにちは!
お達者なペプシンさんでもさすがにラブホテルはお呼びでなかったですか?
すぐ近くに官軍墓地とか、キリシタン殉教の碑とか、普通のお墓とかある中にラブホ街ですから何とも言えないですね。でも確かに見どころは沢山ありますよ。
のぶ
2014/09/23 21:36
なべくん、こんにちは!
インド食堂の前の道路、工事中でしたね。そんな中、ニアミスだったみたいですね。今日は予想外に蒸し暑かったので、カレーが食べたくなりました。
休日で、図書館は休館中、道路は工事中でもインド食堂のお客さん、多かったです。いつも多くて感心します。
のぶ
2014/09/23 21:40
ST−さん、こんにちは!
立田山にもミニヒルクライムのコースがいくつかありますね。
立田山の道は、ビオトープ立田の杜に住んでおられる、ほっしーさんが詳しいです。
そう言えば、立田山は、かつては「黒髪山」と言われていたのを、かの清原元輔が、故郷の奈良にある龍田に因んで「龍田山」と名付けたのが起源らしいですよ。
のぶ
2014/09/23 21:49
アンカー星人さん、こんにちは!
ヘアピンカーブのところにある喫茶店の摩天楼、建物はまだありましたよ。
午前中だったので開いてなかったですが、夜景の綺麗な夜は開いているのでは?

「アイアム・サム」はわたしの敬愛するビートルズの曲(違う人が歌ってますが)が流れ、セリフの中にもビートルズの事がよく出てくるので感情移入しやすく、それで何度も泣いてしまったのかもしれません。
のぶ
2014/09/23 21:53
こんにちは。熊本の歴史から夜の営みまでとても参考になりました。TVでたまに映る仏舎利塔は現物を見たことがないので子供のころからなんだろうな?と思っていました。
アイアム・サムも見たことがないので蔦屋で探して借りてみます。

嫁さんがカトリックなので次女はそのクリスチャンネームをそのままもらい「マリア」です。我が家は父、母、嫁と3つの宗派+神棚でできています。(笑
KEN
2014/09/24 12:35
いつもながら、事前の下調べ、敬服いたします。
花岡山、ラブホが多くて純情な自分は近より難い雰囲気でしたが、歴史的にいろいろとあるんですね。
いつもながら勉強になります。
近場散策の時に、このブログ片手に
行ってみたいですね。
1008
2014/09/24 14:53
KENさん、こんにちは!
熊本市は東の方角に街が発展していったので、熊本駅周辺は、何だか取り残された感じがありました。しかし、新幹線の駅が春日町側にできたのをきっかけに周辺が整備され、このところは花岡山の周辺も雰囲気が随分変わりました。
えっ?奥さんはカトリックでしたか。わたしも信愛幼稚園に行きましたので、2年間ほどはクリスチャンみたいな感じでした。
KENさんところも宗教的には「ホッジポッジ」ですね。
のぶ
2014/09/24 18:31
1008さん、こんにちは!
昨日は「ツール・ド・南さつま」を走られたようで、お疲れ様でした。
実は下調べはあんまりしてなくて、初めて聞くような石碑がいくつもあって、帰ってから色々調べましたので、サイクリングの後の方が疲れました。
のぶ
2014/09/24 18:35
のぶさん、こんにちは。ご自身のお子様を愛情を持って育てたかと、自問自答される時点で既にしっかりと愛情をかけてお育てになられた感がひしひしと伝わってきます(^^) 自分も子供には愛情をかけているつもりですが、毎週末、趣味優先で家族ほったらかし率高めです(笑)
花岡山、懐かしいです。若いときはよくドライブに行ってました。のぶさんにしては短めのライドですが、何かしらテーマを決めて走れば近場でも充分楽しめますね!
kou
2014/09/25 00:39
kouさん、こんにちは!
子ども達が、生きる支えになってくれたのは間違いないのですが、「精いっぱいの愛情を注いで育てたか?」と聞かれると、甚だ自身がありません。悔いが残ります。
さて、花岡山ですが、標高は130mくらいで、メインの登頂道路は勾配もそれほどではないので、健脚のライダーがよくやる「フロント・アウターしばり」ってやつで上ってみたら、翌日は筋肉痛でした。お恥ずかしい・・・。
のぶ
2014/09/25 06:55

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