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zoom RSS 二酸化炭素のはなし

<<   作成日時 : 2014/08/03 11:49   >>

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8月3日(日)に予定されていた大藪サイクル主催の『小国ツアー』が雨天中止になってしまった。そこで、帰宅の途中、大藪さんとこに寄ったついでに、携帯空気入れの最終兵器(?)『CO2インフレーター』を買うことにした。

購入したのは、TNI社のCO2 Tire InflatorのMini Pumpというもの。
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開けてみると、CO2ボンベと流出ガス量を調節するRegulatorがすでに装着してあり、ボンベには赤い腹巻状の緩衝材が装着してある。それに予備のボンベがひとつ。
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赤い腹巻状の緩衝材を装着してあるのは、ガス放出時にボンベ表面が凍結することがあるためらしい。

マニュアルによると使い方は、まずRegulatorの調節ネジが閉まっていることを確認。
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Regulatorにボンベを捻じ込む。
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タイヤチューブのバルブヘッド部に送気部を連結。
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Regulatorの流量調節ネジを緩めて送気。
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と、割に簡単そう。

そこで、試しにやってみる。
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わずか数秒で送気が完了!感動である。
・・・と、送気部をみると、霜が降りている。
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よく見ると、チューブのバルブ・ステム部にも霜が・・・。
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これは気体の膨張に伴い、その温度が急激に下がったため。
ボイル・シャルルの法則ですな。
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ところで、注意しないといけないのは、CO2でタイヤチューブを満たすと、抜けやすいということ。

ゴム風船を膨らませても翌日にはしぼんでしまうように、気体はゴムを通過する。
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その通過しやすさ(透過性)は気体の種類によって違い、天然ゴムに対する各種ガスの透過しやすさの値(透過係数)は以下の通り。

水素   :1.4
ヘリウム :1.0
酸素   :0.8
窒素   :0.3

そして・・・
二酸化炭素: 5.1

・・・と他の気体にくらべると天然ゴムに対する二酸化炭素の透過係数はかなり高い。

ちなみに、二酸化炭素は生体への吸収率も高く、空気の200倍と言われている。

そのため、医療の分野では、大腸内視鏡検査や腹腔鏡手術時の送気、心臓・大血管手術時の手術時などに二酸化炭素ガスが使用されている。
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(大腸内視鏡検査で空気を使うとお腹が張って苦しいけど二酸化炭素だと楽!)


話が横に逸れたけど、そんなCO2の性質のため、数日もたつとタイヤ圧が減ってしまうので、CO2でタイヤチューブを満たした場合は、帰宅後、CO2を抜いて、空気を入れなおさないといけない。

ところが、そんな面倒な事をしないでもよい製品があるらしい。

STAYFILLというもので、ガスの種類を明らかにしていないが、窒素では?とのこと。
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会社のサイトによると、空気で満たした場合よりもはるかに持ちが良いとのこと。

ただし、この製品、CO2の倍くらいの値段だし、現在のところ米国本土のみの流通らしい。


ところで、使い切ったボンベを眺めていて、
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「これ、どうやって作ったんだろう?」と思って調べてみると動画が見つかった。



要は、鉄板を円形に打ち抜いて、それを灰皿状にして、さらに段階的に試験管のような形にしてゆく。

次に、開口部を段階的につまむ様にして細くしてゆき、形成。

CO2を充填して蓋をする。

メッキをして表面にプリントして、出来上がり。

・・・意外と手が込んでますな。

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コメント(26件)

内 容 ニックネーム/日時
未だに走行中のパンク経験がないのですが、ボンベは備えに買ったばかりです。
この記事を読まなかったらCO2充填したまま翌日ライドにそのまま出掛けていたでしょう。お勉強になりました(^^)
ST−
2014/08/03 14:59
私も全く同じものを買ってます(笑)
赤バルブ?だかなんだかの呼び名がついてるそうです。昨日のコメントでco2ボンベが数百gと書きましたが、パンク修理云々の機材で数百gという書き方の方が良かったでしょうかヽ(´o`;
安全を重さで買うっちゅう考え方でしょう(笑)

それにしても今回の記事はのぶさん本職の記事ですね(^_^;)
びーろっく
2014/08/03 17:58
のぶさん こんにちは。
いつかはパンクする日が来るので早くCO2 ボンベ買わないと、と思っていました。それにしても、これを「試しにやってみる」気にはなかなかならないかも。
PS四S
2014/08/03 18:14
今日は大藪さんのイベントが中止で、朝も雨が降っており、なかなか走る踏ん切りがつかず、朝からDIYで遊んでいました。(^^;)
CO2ボンベ、確かに楽ですがチューブ交換時の噛み込み対策で小型のインフレータも
携帯しています。(チューブ交換が下手なもので・・・笑)
ですが、一番良いのはパンクしそうな所を走らない事ですかね。
自転車用品も昔と比べると、いろんな便利グッズが出てきていますね〜
そのうちアイサイトみたいなのが出来たりして(笑


1008
2014/08/03 18:25
のぶさん、こんにちは。今日は大藪サイクルさんの
小国サイクリング楽しみにしていたのですが雨天延期
になってしまい、ガッカリでした(+_+)
タイヤチューブでのCO2の透過性が、空気とこんなに違うとは
知りませんでした。勉強になります(^-^)
ちなみに自分は自転車を買って2週間位の時にパンク修理キットを
持たずに砂利道を走ってパンクし、自宅まで二時間自転車を押して
帰ったという苦い経験があります(^_^;)
kou
2014/08/03 19:11
パンク歴は1回だけ。でもその時、思ったのが炎天下で
日陰が無い処でとても携帯ポンプで入れる自信無し。
で、私の性格からして備え有れば憂い無しでCO2ボンベ購入。
ボイル・シャルルは記憶の片隅にあったけど
CO2は抜けやすいとは知らなかった。
みきたか
2014/08/03 19:15
ST−さん、こんにちは!
CO2で充填の場合、数日後にタイヤ圧が目に見えて減っていて、「またパンクした」と勘違いして再度チューブを交換してしまう人も多いそうです。
自転車乗る際は色々と覚えておかないといけない事があって大変ですが、それもまた楽しみのひとつですね。
のぶ
2014/08/03 19:50
びーろっくくん、こんにちは!
大藪さんではCO2インフレーターは数種しか置いてなく、TNIは携帯ポンプを持っていて馴染みがあったので選びました。
そうですね。試しにボンベ1本とレギュレーターの重さを測ったら80gくらいだったので、嬉しかったです。色々と備品が増えると確かに重くはなってきますが、トラブルで泣く目に合うよりいいですよね。
のぶ
2014/08/03 19:55
PS四Sさん、こんにちは!
CO216gタイプ(700Cx23のタイヤで一本分)のボンベでひとつ300円くらいするので、できればとっておきたかったですが、一回くらいは使っておかないと、いざと言うときにアタフタすることが多いので、思い切って試し入れをしてみました。
とても簡単で、「これなら練習しなくてもよかった」と少し未練がましかったです、はい。
のぶ
2014/08/03 19:59
1008さん、こんにちは!
ほんと、大藪さんのサイクリングはまた雨でしたね。さらに来週も怪しそうです。
わたしもパンクは忘れた頃にやってくるので、チューブ交換、なかなか上手にならず、結構時間がかかります。ただ幸いにもグループ走行時は一度だけだったので、同行の方々にご迷惑をかけたのはその時だけでした。
そうですね。これからはIT技術を駆使した備品が増えてくるかもしれませんね。
のぶ
2014/08/03 20:06
kouさん、こんにちは!
わたしも大藪さんのサイクリングでお会いできると楽しみにしていたのに、大変残念でした。しかも来週も今のところ、良くなさそうな予報ですね。好天にならずとも雨が降らないと良いですけどね。
さて、わたしもクロスバイクで通勤していた時に、家にパンク修理キットはもっていたものの、職場から帰る時にパンクに気づき、30分ほど自転車を押して、やっと自転車屋さんが開いているのをみつけてパンク修理をしてもらいました。暑い時だったので、汗びっしょりになったのを覚えています。その時はまだ、タイヤをリムから外したこともありませんでした。あれからパンクはクロスバイクが2回、ロードバイクは6回くらいですかね。経験だけは積みました。
のぶ
2014/08/03 20:20
みきたかさん、こんにちは!
今回のブログを書くにあたり、色々ネットで調べていて、「ボイル・シャルルの法則」が出てきた時は懐かしかったです。しかし、今頃になってまた出てくるとは思いませんでした。
「CO2は抜けやすい」ことをご存じない方は意外と多いみたいですね。
のぶ
2014/08/03 20:27
こんばんは! ボンベは重たいというイメージから購入していませんでしたが、これを見たら本当に買いたくなりました。 何かのプレゼンがあったら、のぶさんに相談させてください。(笑)
アンカー星人
2014/08/03 23:39
アンカー星人さん、こんにちは!
わたしもポンプは重いというイメージ、1回の充填で300円くらいの出費、チューブがパンと破裂しやしないかという恐怖などなどから購入を見合わせておりましたが、はずみで購入いたしました。
「買って使ってみた」というだけでブログのネタにしましたが、雨天続きで、ネタ切れ状態の、苦し紛れのプレゼンでございます。でも、CO2ボンベ一本くれるんだったらプレゼンの相談に乗ってもいいですよ(笑)。
のぶ
2014/08/04 07:32
おはようございます。
昨日はあいにくの天候で残念でした。次の日曜日も微妙・・・
ボイル・シャルルの法則なんとなく頭に残ってます。当時は化学とか数学とかって大人になったら使わんやろなーと思ってましたけど、案外日常で出てくるもんですね。
ワタシこう見えて結構慎重派なのでのぶさんと同じように一度やってみました。
ただ冷たくなるのを想定しておらず、あやうくボンベに皮膚が張り付くとこでした(笑)
mottea
2014/08/04 10:18
motteaさん、こんにちは!
先週の雨台風に続いて今度は猛烈なやつが接近するらしく次の日曜日も微妙ですね。
それはともかく、motteaさんは見かけによらず、慎重派ですもんね。
ただ、ボンベは取り扱い次第では1本無駄にしてしまうおそれがありますので、ここは練習が必要ですね。
ボンベが凍結して手の平の皮がひっつく程度ならまだいいでしょうが、マニュアルには、「舌を決してひっつけないように・・・」と書いてありました。
もし舌をひっつけたら・・・だいたい想像がつきますね。
のぶ
2014/08/04 12:54
こんばんは。
またまた論理的な分析で解りやすかったです。
ボンベ周りの緩衝材は厚みが出てかさばるので外して携行しています。使うときは低温やけど防止に手袋を外して布代わりにボンベに巻いてます。
装備がどんどん充実していますね〜!
KEN
2014/08/04 21:05
KENさん、こんばんは!
自転車の備品の事でも掘り下げて調べると勉強になりますね。
休日に雨が降ったら、しばらくはこの手で凌ごうと思います。
ところで、そうかぁ!手袋を使えばいいですよね。
でも、ボンベが凍っても、炎天下なら丁度いいかも・・・。
自転車が増えると並行して備品も増えてゆきますな。
のぶ
2014/08/04 22:00
ちょうどパンクで痛い目に合ってきました。

ボンベのいいとこは
時間が短縮できるところと空気圧の高さでしょうか。

ところが土曜日の深夜・山中・豪雨の中でパンク修理する羽目になりボンベを取り出しましたがその状況ではチューブの噛みこみが不安で結局手動で・・・。
まだまだ難所が続きそうでしたのでチューブは温存せざるを得ませんでした。
状況が悪くなればなるほどレトロな道具が強いことを実感しました。
okd
2014/08/05 00:09
okdさん、こんにちは!
BRM802南阿蘇200q、お疲れ様でした!先ほどリザルトを拝見しましたが、出場予定者の3分の2はDNSだったみたいですね。しかも、コースが通行止めとなって迂回したり、大変だったと存じます。
そんな中、山道で、夜中に、しかも豪雨の最中のパンク・・・効いただけでも気持ちがポキっと折れそうですが、さすがですね。
ランドヌールに装備の事を語らせたら話が尽きないでしょうね。多くの事を経験されているので、言葉に重みがあります。色々教えてください。
のぶ
2014/08/05 07:48
のぶさん!
へへっ、ボクもポチしちゃいました…で、昨日届きましたよ!
ボンベがよころには付属してなかったからテストなんかしません…
ま、付いててもせんだったでしょうけれど…(≧∇≦)
ボクの場合、パンクしても使うかどうかは状況次第、ゆとりがあるときはたぶん手ポンプ…
300円がもったいないので…(^^)
Benbow
2014/08/05 14:34
Benbowさん、こんにちは!
おっ!Benbowさんも手に入れましたかぁ。
わたしの場合はすでにボンベをレギュレイターに差し込んであったので、CO2が幾分かは出た可能性もあり、試し打ちしてしまいました。
わたしも場合も、大きめの携帯ポンプなら数分内で空気が入れられるので、ひとりの時は絶対携帯ポンプですね。汗びっしょりになっても携帯ポンプです、はい。
でもシクロクロスのデカいタイヤだとひょっとするとCO2に頼るかもしれません。
のぶ
2014/08/05 14:55
のぶさん
初めて実戦でボンベを使ってびっくりしたことがあります。
パンクしたチューブを新品に代え、手押しポンプで少々空気入れた後、
ボンベのガスを一気に注入したら、チューブが過度に膨張し
リムを絞めつけ、全てのスポークが弓なりに曲がり、慌てて空気を
抜いたことがあります。元に戻りましたが冷えました〜
お気を付け下さい。

okdさん ブルべお疲れ様でした。
好天でも過酷なのに更に災害を予想される悪天の中、御無事で何よりでした。
すでにブルべの達人の域ですね。お疲れ様でした。
私は一番にDNS届出しました。
INA
2014/08/05 16:35
INA隊長、こんにちは!
ブルベを何度も走る人たちは普通の自転車乗りからすると「勘なし」ですが、そんな人たちの集団からさらに「勘なし」をふるいにかけるに丁度良い天候だったみたいですね。INA隊長が「勘なしの中の勘なし」ではなくて、ホッとしました。
さて、スポークが弓なりになるくらい空気がはいるんですか、CO2ボンベは!怖ろしいですね。内気で内股なわたしですから、そんな怖い話を聞いたら、調節バルブをチョコチョコ開けながら、携帯空気入れとあまり変わらないくらいの時間をかけて空気を入れる惧れがあります。
やれやれ、色々と気をつかいますね、自転車っちゅうもんは。
のぶ
2014/08/05 17:44
へぇ〜大腸内視鏡検査では、二酸化炭素を使用していたのですか?
ということは、胃の内視鏡検査でも使用していますか?
ペプシン
2014/08/08 09:37
大腸はガスを大量に送り込まないと十分膨らまないことが多く、しかも大腸のぜん動運動は抑えるような薬も使っているので、検査のあと、お腹が張って苦しいことが多いのですが、空気の替わりに二酸化炭素を使用することでお腹が張らずにすみます。
胃の内視鏡の場合は空気はそれほど必要ではありませんし、検査の後にお腹が張って仕方ないようなことはあまりないので、二酸化炭素は使いません。
のぶ
2014/08/08 12:32

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